我が家に猫を迎えて6年が経過してタイでの生活も長くなってきましたが、ペットを飼っている方にとって日本に連れて帰る方法は気になるところだと思います。
今回は日本にペットを連れて帰る方法についてご紹介します。
今のところ帰国の予定はありませんが、急な帰国となっても問題ないように準備しておいた方が安心かもしれません。
帰国の180日前までに様々な手続きを行わないといけないのでご注意ください。
帰国の180日前までに手続きが必要。
タイで飼っているペットを日本に連れて帰る際に必要な手続きに「狂犬病抗体価検査」というものがあり、狂犬病抗体価検査の採血日の翌日から数えて180日間待機の必要があるので、急に帰国が決まった場合などはペットの帰国手続きができないという場合があります。
マイクロチップを挿入する
タイから日本へ猫を連れて帰る際にはまず猫にマイクロチップを埋め込む必要があります。
これは必須のため、マイクロチップを埋め込まないと日本へ連れて帰ることはできません。
ちなみにマイクロチップはISO 11784 & 11785の規格を満たしたものである必要があるので、しっかりとしたペット病院で対応してもらうのがオススメです。猫のマイクロチップの埋め込みは有料で数百バーツでした。
マイクロチップの埋め込みが完了すると証明書が貰えます。
※マイクロチップに関しては、帰国する予定の有無に関わらず行っておくといいと思います。
✅ 狂犬病ワクチン接種より先にマイクロチップを!
日本へ連れて帰る条件に狂犬病ワクチンの接種という条件があるのですが、マイクロチップをいれる前に接種してもカウントされないようなので、一番最初にマイクロチップを埋め込む必要があります。
狂犬病ワクチンを接種する
マイクロチップの埋め込みが完了したら、次は狂犬病ワクチンの接種が必要です。
これも必須条件となっているので、ワクチン接種が完了していないと日本に連れて帰ることはできません。
こちらもペット病院でワクチンを打ってもらうのですが、狂犬病ワクチンは2回接種する必要があり、1回目と2回目は30日以上の間隔をあける必要があります。1回目はマイクロチップと同日、30日以上開けて2回目の接種というイメージです。
※狂犬病の予防接種に関しては、帰国する予定の有無に関わらず行っておくといいと思います
✅ ワクチン接種も一定期間必要なので注意!
ワクチン接種は1回目と2回目の間隔を30日以上開ける必要があるため急いでいてもこの期間は手続きを進める事はできないので、狂犬病のワクチン接種が完了していない場合にはちゃんと打っておきましょう。
狂犬病抗体価検査を行う
狂犬病抗体価検査のために採血をして検査機関で検査をしてもらうという手続きが必要になります。
この検査で陰性の結果が出ると「狂犬病抗体価検査証明書」が発行されます
この検査の採血日から日本到着までに180日間は待機する必要があるので、急な帰国になった方はココで躓くことが多いようです。
✅ 検査結果は2年間有効
この狂犬病抗体価検査の検査結果は2年間有効で、この検査さえ完了していればそんなに長い待機期間を過ごす必要がないため、ここまでの手続きが完了していれば急な帰国になっても安心です。
日本の動物検疫所に事前届出を提出する
日本に到着する40日前までに、到着予定空港を管轄する動物検疫所に輸入に関する届出書を提出する必要があります。
犬:「狂犬病予防及び家畜伝染病予防法に基づく犬の輸入に関する届出書」
猫:「狂犬病予防法に基づく動物の輸入に関する届出書」
提出の方法は「動物検疫検査手続電算処理システム」FAX、郵送などで届出することが可能なので、海外からだとシステムを使って提出するのが簡単ですね。
輸出国政府機関の証明書の取得
スワンナプーム空港の動物検疫所にて必要書類を持って、ペットと一緒に動物検疫所に行き、健康診断を受け、健康診断書証明書を貰う必要があります。2~3時間で終わるとの事ですが、営業時間がそんなに長くないので余裕をもって行動した方がよさそうですね。
■必要書類:輸出者パスポート/マイクロチップ証明書/ワクチン接種/申請フォーム
※申請フォームは検疫所にもあるようです。
名称 | スワンナプーム動物検疫所 / Suvanabhumi Airport Animal Quarantine |
住所 | Free Zone Area,Customs Export Building, 1st Flr, Suvarnabhumi Airport,Samutprakan Province. 10540 |
電話番号 | 02-134-0731 |
メール | qsap_bkk@dld.go.th |
営業時間 | 8:30-12:00 / 13:00-16:30 |
定休日 | 土・日・祝 |
出国前の臨床検査
タイを出発する2日ほど前に「狂犬病」と「レプトスピラ病*犬のみ」にかかっていないか又はかかっている疑いがないことを記載した証明書の交付を受ける必要があるとの事です。
到着予定の連絡
日本到着の1~4日前までに「事前届出の受理番号」「到着予定空港」「到着便名」「到着予定時間」を日本に入国する際に到着する予定の空港を管轄する動物検疫所に電話、メールにて連絡を行って入国時にスムーズに手続きが進むようにする。
詳細は農林水産省のWEBサイトに掲載されているので、チェックしてみてください。
トウィンクルの代行サービスを使うのが楽!
ペットをタイから日本へ連れて行くためにはけっこう複雑な手続きが必要です。
自分でやってできない事はないのかもしれないですが、代行業者を使うほうが確実に手続きができて安心な気がします。
タイから日本へ犬や猫を連れて帰る際の手続き代行をしてくれるのが「トウィンクル」というペット病院やペットホテルを運営している会社です。
我が家でも「狂犬病抗体価検査」だけはとりあえずやっておこうと、トウィンクルさんにお願いしました。日本語で対応してもらえて帰国の流れも丁寧に説明してもらいました。
ペットを日本に連れて帰る予定ができたら「トウィンクル」に問い合わせてみて下さい。
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