タイの基本情報
まずは、タイがどんな国なのか簡単にご紹介します。
知っておいて損はない他の基本的な情報もご紹介いたします。
国名
・タイ王国(英:Kingdom of Thailand / 泰: ราชอาณาจักรไทย)
首都
・バンコク(英:Bangkok / 泰: กรุงเทพมหานคร)
バンコクの正式名称はよくネタにされるほど長いです、覚えていたら驚かれるかも!?
✅ 正式名称
クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
✅ 正式名称の日本語訳
天使の都 雄大な都城 帝釈天の不壊の宝玉 帝釈天の戦争なき平和な都 偉大にして最高の土地 九種の宝玉の如き心楽しき都 数々の大王宮に富み 神が権化して住みたもう 帝釈天が建築神ヴィシュカルマをして造り終えられし都
気候
・熱帯性気候
熱帯性気候のため基本的には1年を通して30度以上の暑い日が続きます。12月が最も寒い時期ですが、平均気温は17度と日本の12月と比べるとかなり暖かいです。日本の冬の時期だけ日本からタイに来て過ごすロングステイヤーの方が多いです。
・季節は3種類
タイにも季節があり、乾季(11月~2月)、暑季(3月~5月)、雨季(6月~10月)の3つに分けられます。
観光に適しているのは11月~2月の乾期の時期で、多くの観光客でにぎわいます。
言語
・タイ語
✅ タイで英語は通じる?
外国人が多く訪れる観光スポットやデパート、レストランなどではだいたい英語が通じます。特にバンコクでは以前より英語が通じる場所が増えてきました。ローカルな市場やお店、地方などでは通じないことも多いです。
✅ 英語が通じるのか不安な方へ
自分の英語が通じるのか不安でなかなかコミュニケーションが取れないという方も多いと思います。しっかり聞き取ろうとしてくれるタイ人も多いので、積極的にコミュニケーションをとってみましょう。また自信がない場合には(英語 → タイ語)でGoogle翻訳を使って見せるだけでもOKです。
通貨
・バーツ(Baht/THB)
– 紙幣:1,000バーツ、500バーツ、100バーツ、50バーツ、20バーツ
※見た目が似ているので、慣れるまではしっかり確認してから渡すようにしましょう。
– 硬貨:10バーツ、5バーツ、2バーツ、1バーツ
※サタンという補助通貨もあります。25サタン・50サタン
✅ 少額紙幣を多めに用意
タクシーに乗った際や市場での買い物などで1,000バーツを出すと、お釣りがないといわれることが結構あります。お釣りがなくても大丈夫なように少額の紙幣を多めに用意しておいた方がいいでしょう。優しい人だと自分で両替に走ってくれたりしますが、悪い人だと…
治安
・タイは比較的治安のいい国
世界的に見てもタイのバンコクは治安がいい方に入ります。ただ軽犯罪や詐欺の数は少なくないので、よくあるトラブルを理解して、トラブルに巻き込まれないよう注意しましょう。
特にスリ被害には注意が必要です。旅行者の方でスリにあったという話を聞くことが多いです。身近で聞いたことのあるスリ被害の実例としては以下になります。
・ズボンの後ろポケットに入れていた物が盗られた
・口が閉じないタイプのバッグの中の物が盗られた
・背中にまわしていたボディバッグから盗られた
・リュックの外ポケットに入れていた物が盗られた
どれも自分が気をつけることで防げるので、持ち物には十分に注意しましょう。
✅ 軽犯罪に合わないために気を付けましょう!
バンコクは日本と比べてスリやひったくりなどの軽犯罪の被害が多いので、持ち物の管理や危険な場所に近づかないなど、トラブルに巻き込まれないように気を付けましょう。
日本だとスマホやカバンで席を確保したりする方もいますが、海外では厳禁です。
電源
・220V / 50Hz
日本とは電圧が異なるため、日本の家電は変圧器などで電圧を変える必要があります。ただ、スマホの充電器やパソコンなどアダプターを介して使う物の場合、タイの電圧にも対応している物が多いです。コンセントの形状に関してはそのまま差し込める物もありますが、電圧が違うと壊れる可能性があるので注意してください。
✅ 日本の家電は使えない物も多い
旅行先に持って行って壊すものランキング1位はドライヤーでしょうか。ドライヤーにこだわりがある方は220Vに対応したドライヤーを持っていくようにしましょう。
ホテルでも貸してくれるので、事前にホテルに貸し出しがあるのか確認してもいいでしょう。
服装
・基本的に夏服でOK
タイは一年中暑いので基本的には夏服でOKです。
ただ肌の露出の多い服ではお寺など入れない場所があります。また高級レストランはドレスコードが設定されているのはタイも共通です。自分が行く場所に応じて持ってくる服も考えるといいでしょう。
✅ ワンポイント
タイは1年中暑いからか、室内や車内はエアコンが効いていて寒いと感じる人も多いです。
映画館やショッピングモールなどに長時間滞在する場合には、カーディガンなど上に羽織れる物を持っていくと安心です。また飛行機やバスでの移動も同様です。
SIMカード
・SIMカードの購入はパスポートでOK
タイの空港や街中でSIMカードを買う場合には、パッケージを指さしてあとはパスポートを提示すればプリペイドSIMカードを購入することができます。街中のキャリアショップでも気軽に購入できるので、日本と比べるとハードルはかなり低いと思います。
ただ、オススメは事前に日本でAmazonなどで購入しておくことです。
✅ ワンポイント
SIMカードを購入する際は、滞在期間「●●Days」SIMの種類「Voice+Data」などの簡単な英語でSIMカードを購入する事ができます。日本のスマホも原則SIMフリーになったので、タイに来たらぜひ試してみてください。
ただ、Androidの方はAPN(アクセスポイント)の設定が必要なので、お店でSIMカードを入れて設定してもらいましょう。
タバコ
・路上喫煙は罰金
タイはたばこのポイ捨ては禁止で、罰金(2,000バーツ)の対象となります。また、喫煙が禁止されているエリアでの喫煙も罰金の対象となるので、喫煙所を探してたばこを吸うようにしましょう。
・電子タバコも罰金
タイでは電子タバコの禁止条例があり、違反した場合には最高で10年の懲役、または50万バーツの罰金のどちらかが課せられます。アイコスなども禁止なので注意しましょう。ただ喫煙所に行くと結構電子タバコを吸っている人を見かけます。自分も、と考えていると思わぬところで罰金をとられるかも。
✅ ワンポイント
タイはたばこが吸える場所がそこまで多くないと思います。基本的にはレストラン内での喫煙も不可です。食後の一服が好きな方には少々厳しい環境かもしれません。
お酒
・お酒を買える時間が決まっている
日本では24時間いつでもお酒を購入できますが、タイではお酒を購入できる時間が決まっています。
・11:00-14:00
・17:00-24:00
上記の時間しかお酒を購入できません。また、上記以外の時間は店内でのお酒の提供も行っていないのでお酒を飲みたい人は注意しましょう。
・仏教系の祝日は終日NG!
タイでは「禁酒日」があり、仏教関係の祝日は終日お酒NGです。
あとは選挙の前日と当日もお酒が禁止されるので、旅行の予定を決める際には注意しましょう。
禁酒日は飲み屋さんも閉まり、お店でもお酒が買えなくなります。
✅ ワンポイント
お店でお酒を買おうと思って並んでいても1分過ぎたらお酒を売ってもらえなくなるので、買いたい時は時間に余裕を持って買うようにしましょう。
また、旅行のスケジュールに仏教系の祝日が入らないようにスケジュールを組むといいと思います。
移動手段
バンコクを移動する際に使える移動手段をご紹介します。
・BTS
バンコク旅行やバンコク生活で欠かせないのがBTS(バンコク・スカイトレイン)です。
乗り方やポイントをマスターして快適に移動できるようになれば、旅行やバンコク生活が楽しくなります。
・MRT
バンコクの地下鉄・MRTはBTSと比べるとローカルな地域を走っているので、BTSよりローカルな地域へのアクセスに便利です。乗り方も簡単なので旅行中にぜひご利用ください!
・Grab
バンコクにはタクシーが多く走っていますが、料金交渉などが面倒という方は最初から料金が決まっているGrabを使いましょう。旅行者でも使えるオススメの移動手段です。
・長距離バス
例えばバンコクからパタヤに行く際にリムジンサービスやタクシーを使うと1,500バーツ程度かかりますが、長距離バスであれば100バーツ程度で行く事ができます。1人で移動する際などにはかなりお得です。
まとめ
今回は、初めてバンコクに旅行に来る方が知っておくべき基本的なタイの情報をご紹介しました。
興味のある方は各項目の詳細記事もチェックしてみてください。
✅ タイは東南アジアの中でも治安が良い
タイは東南アジアの中でも治安が良く過ごしやすい国だと思います。
ただ、深夜のタクシーや野犬、スリや置き引きなど、自分が気を付けることで防げる軽犯罪も多いので、十分注意してバンコク旅行を楽しみましょう!