バンコクへ海外赴任が決まったら出発前に何をすればいい?[タイに赴任が決まったら]

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タイのバンコクへ海外赴任、まず何をする?

タイへの赴任が決まったとき、何から準備すればいいのか、途方に暮れる方も多いのではないでしょうか?特に、初めての海外赴任となると、何を優先して準備するべきなのかがわからず、漠然とした不安に襲われることも少なくありません。

実際、私たち家族も2004年にタイに引っ越した際には、まさにそのような状態でした。
当時は、今ほどネットに情報が豊富ではなく、ガイドブックや口コミに頼るしかない時代。何をどう準備すればいいのかも分からず、手探りで一つひとつ解決していくしかありませんでした。いろんなトラブルや想定外の出来事にも遭遇し、そのたびに慌てて対応するという日々を過ごしました。

そこで、この記事ではタイへの赴任が決まった際に最初に取り組むべき準備について、段階的に解説していきたいと思います。具体的には、ビザの取得や現地での住まい探し、学校や医療機関のリサーチ、生活必需品の準備など、重要なポイントを一つずつご紹介します。

バンコクでの家探し

まず、バンコクといっても、実際に行ったことがないとそのイメージがつかみにくいかもしれません。バンコクはタイの首都であり、東南アジア有数の大都市です。高層ビルが立ち並ぶビジネスエリアから、ローカルな雰囲気が漂うエリアまで多様な顔を持っています。モダンなショッピングモールやグルメスポットも多く、生活に便利な都市である一方、渋滞や交通インフラの問題も日常的です。タイの文化や習慣に慣れるまで時間がかかるかもしれませんが、慣れれば非常に快適な都市です。

物件探しの基本情報

バンコクに赴任する場合、最初に考えるべきは「どこに住むか」です。特に家族で移住する場合は、通勤や通学の利便性、生活環境、安全性などが気になるポイントです。バンコクには数多くの住宅エリアがあり、それぞれに特徴があります。例えば、スクンビットエリアは外国人に人気のエリアで、日系スーパーや日本食レストランも多く、住みやすい環境が整っています。サトーンやシーロムもビジネス街に近く便利な場所ですが、物価や家賃が高めの傾向にあります。

日系不動産会社の活用

バンコクでは、日本人向けに特化した不動産会社がいくつもあります。赴任先の会社や旦那さんの同僚からも、日系不動産会社の情報やオススメの物件を紹介してもらえることが多いです。こういった不動産会社は、外国人が安心して住める物件を中心に扱っており、日本語での対応や、契約書の翻訳などもしてくれるので非常に便利です。物件を選ぶ際には、インフラが整った地域であるかどうかや、日本人コミュニティが近くにあるかも考慮するとよいでしょう。

✅ オンライン内見で効率よく物件探し
最近では、物件の内見もオンラインでできるようになっています。これによって、実際に現地に行く前に、部屋の広さや間取り、周辺の雰囲気をしっかり確認することが可能になっています。コロナ禍を経て、こうしたオンラインツールがより普及したため、以前よりも部屋探しが格段に楽になりました。特に、子供がいる家庭や、短期間での引っ越しを予定している場合は、現地に行く前に物件を決めておけるのは非常に大きなメリットです。

海外引越の手配

海外引越しというと、多くの人が「大変そう」「手続きが煩雑」というイメージを持つかもしれません。特に初めての海外赴任や移住となると、不安も大きいでしょう。

しかし、実際には引越しの大部分は専門業者に任せることができるため、思ったよりもスムーズに進むことが多いです。もちろん、自分たちでやるべき準備や手続きもありますが、引越し業者にお願いすれば、大きな荷物の運搬や梱包、輸送などの作業はプロに任せることができます。

以下にて主な海外引越に対応している大手引越し業者をご紹介いたします。

クロネコヤマトの海外引越

クロネコヤマトは国内の引越しでも広く知られていますが、海外引越しサービスも展開しています。特徴は、わかりやすいパック料金で、WEBから簡単に申し込みができる点です。

梱包材の提供から、引越し後のサポートまで、手軽で安心できるサービスが揃っているため、初めての海外引越しでも安心して任せることができます。特に、手続きが簡単であることが強みで、忙しい中でもスムーズに引越し作業を進められます。

日通の海外引越

海外引越しで最もよく利用されている業者の一つが、日通です。タイへの引越し経験も豊富で、企業の海外赴任者や家族、単身赴任の方、留学生など、様々なケースに対応しています。

日通は世界中にネットワークを持っているため、荷物の輸送から現地での搬入までをトータルでサポートしてくれます。また、スタッフも海外引越しに慣れており、現地の通関手続きや税関での対応もスムーズに進めてくれるため安心です。

サカイ引越センター

サカイ引越センターも国内ではおなじみの業者ですが、海外引越しにも対応しています。企業の赴任・帰任者向けの法人向けサービスや、個人の海外引越しにも対応しており、多言語サポートが充実しているのも強みです。現地でのサポート体制も整っているため、海外移住や赴任に際しても安心して利用できます。特に、荷物の梱包や輸送の丁寧さに定評があり、貴重品や大切な家具も安全に運んでもらえます。

引越し業者を選ぶ際、予算の都合で安い業者を探すのも一つの手ですが、海外引越しに関しては、やはり大手の信頼できる業者に依頼するのが安心です。特に、タイへの引越しは距離が遠く、通関手続きなども必要になるため、経験豊富な業者を選ぶことでトラブルを避けることができます。以下に、日本からタイへの海外引越しをサポートしている代表的な引越し業者をご紹介します。

見積もりを取って比較する

引越し業者を決める際には、いくつかの業者に見積もりを依頼し、料金やサービス内容を比較することが大切です。見積もりは基本的に無料で行ってもらえますので、タイへ持っていく荷物が決まった段階で、できるだけ早めに各社に連絡して訪問見積もりを依頼しましょう。業者によっては、オンラインで見積もりができる場合もあります。

不要なものは整理する

海外引越しでは、持っていく荷物の量が増えるほど、料金も高くなります。そのため、引越し前に不要なものを整理しておくことが重要です。特に、日本国内でしか使えない電化製品や、現地で簡単に手に入る日用品などは持っていかずに処分した方が良いでしょう。要らない物は、捨てたり、友人や家族に譲ったり、リサイクルショップに売るなどして、できるだけ荷物を減らしておくと、引越し費用を抑えることができます。

現地で手に入るものを確認しておく

タイには、日系スーパーや大型のショッピングモールがあり、日本の食材や生活用品も手に入ることが多いです。特にバンコクでは、日本人が多く住んでいるエリアに日系スーパーがあるため、普段使いの調味料や洗剤なども現地で購入できます。そのため、日本から全て持っていく必要はありません。事前にどんな物が現地で購入できるかリサーチしておくことで、引越し荷物を減らすことができます。

予防接種

タイに赴任する際には、予防接種は義務ではないのですが、何種類かは推奨されているので日本で予防接種してから渡航してもいいでしょう。

種類 破傷風 A型肝炎 B型肝炎 日本脳炎 狂犬病
タイ渡時に推奨される予防接種  〇  〇  〇  〇  〇

ただ、タイに日系クリニックでもお手頃価格で予防接種出来るので、タイに来てからでも別に良いかなと思います。

忘れてた!という人はタイに到着した後に接種してしまいましょう。

住民票はどうする?

基本的には1年以上海外に赴任する場合には、海外転出届を出す必要がありますが、この海外転出届を出すと、現住所の住民票は「除票」となり住民票を抜いた状態になります。

住民票を抜くとどうなるかを理解しておきましょう!

ライフラインやネット・テレビの解約

海外赴任前の生活関連サービスの停止・解約手順についてここでは紹介します。電気・ガス・水道のような代表的なものからNHKなどの忘れがちなものまでまとめています。

住所変更と転送設定

私が住所変更したのは以下の3つです。

家族が日本に残る場合には住所変更の必要はありませんが、家を引き払う場合には住所変更が必要です。基本的には実家の住所など郵便物が受け取れる住所を指定しておきましょう。

▶ 生命保険
▶ 銀行
▶ クレジットカード

郵便局・宅配便への転送設定も忘れずに!

引越してもしばらく届く郵便物や宅配物に関しては、郵便局などに転送手続きを忘れずに行いましょう。この手続きを行っておけば1年間は転送をしてくれます。
手続きは最寄りの郵便局に行って旧住所と新住所を証明する書類を出して手続きを行いましょう。

日本のSIMとタイのSIMの準備も忘れずに!

タイに赴任する際、日本で使っているSIMカードも見直すことをおすすめします。特に長期間滞在する場合は、通信費の見直しが大きな節約につながります。

国内で利用している大手キャリアをそのまま維持するよりも、楽天モバイルpovoなどの格安キャリアに乗り換えておくのが賢明です。これらの格安キャリアは、料金プランが柔軟であり、渡航中でも無駄な通信費を抑えることができます。

個人的には楽天モバイルがオススメです。

タイのSIMカードはどうする?

タイでの通信をどうするかも重要なポイントです。現地での連絡やインターネット使用を考えると、タイでSIMカードを契約するか、日本でプリペイドSIMカードを準備しておく選択肢があります。

現地でのSIM契約
タイに到着してから現地でSIMカードを契約する方法があります。タイの主要な通信キャリアには、AISTrueMove Hdtacといった大手があります。これらのキャリアは、観光客向けに手軽に契約できるプランが豊富で、空港や街中の店舗で簡単にSIMカードを購入・契約することができます。データ通信も安価で、1か月数百バーツ程度から利用可能なプランが揃っているため、現地での生活を始めてすぐに利用できるのが魅力です。

日本でプリペイドSIMの準備
タイに着く前に、日本でタイ対応のプリペイドSIMカードを購入しておく方法もあります。最近はAmazonや楽天市場などで、タイで使用可能なプリペイドSIMを購入することができ、事前に通信手段を確保しておくことができます。この方法だと、現地に到着してすぐにスマートフォンを利用できるので、空港からホテルや住居への移動中も安心です。多くの場合、データ通信のみのプランですが、短期間の滞在や初期の生活には十分対応できるでしょう。

個人的には日本語対応のベリーモバイルがオススメです。

    しっかり準備してタイ生活を快適スタート!

    「あ!あれを忘れていた!」という事態は、海外引越しの準備においてありがちです。現地に着いてから「あれもやっておけばよかった…」「あの手続きを済ませておけばよかった…」と気づくことは少なくありません。特に海外生活では、日本では当たり前に使っていたものが手に入らなかったり、手続きが異なることも多いです。そこで、タイでの生活を快適にスタートするために、日本でできる手続きや準備はしっかりと終わらせておくことを強くオススメします。

    タイでの生活においては、日系スーパーや大型モール、現地のマーケットなどを上手に利用することで、日本では得られない新しい生活スタイルも楽しむことができます。特にバンコクでは、日本人が多く住んでいるエリアに日系店舗が集中しているため、現地での情報収集や日本製品の入手も容易です。

    また、日本語の情報サイトやコミュニティを活用することもおすすめです。SNSやオンラインフォーラムでは、タイでの生活に役立つ情報や最新の現地事情が共有されており、特に初めての海外生活でも、周りの日本人からのアドバイスを受けられるため、安心してスタートを切ることができます。

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